#1092 内子いっぱい美味しいセイコガニの見分け方

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今週は寒くなりそう!

長野方面、雪がたくさん降る予想が出ています!

雪山シーズンが始まりますね!

日本海もサイズアップが予想されているので悩むとこですが。。。。

海も山も安全に楽しみたいと思います




先日買ったセイコちゃん

内子が入っていなくて残念でした

安かったので期待はしていませんでしたが、あまりにもハズレで愕然としました 涙





ズワイガニの生態についてググったら

京都府のホームページにたどり着きました

3 成熟と産卵(応用編)

かなり詳しく載っています




ズワイガニの雌の産卵について

ズワイガニの雌は何回か脱皮して産卵できる大きさになります

初めての産卵は8月〜11月

産卵した卵は孵化するまで翌々年の2〜3月頃まで1年6ヶ月前後お腹に抱えます

この卵が孵化するとすぐに2回目の産卵 時期は2〜3月

翌年まで約1年間抱卵して孵化

その後毎年2〜3月に産卵し、生涯5〜6回程度産卵を繰り返し寿命を迎えます。

http://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/zuwai4.html

最初と2回目以降では産卵する時期が違うんですね〜〜!

お腹に抱卵する期間も違う!!


アカコとクロコ

お腹に抱いている卵の色により「アカコ」「クロコ」という呼名があります。

「アカコ」とはその名のとおりに、卵がオレンジ色もしくは赤色をしています。産卵して数ヶ月間はこのような色をしています。

「クロコ」とはふ化が近づき茶黒色や黒紫色をした卵を持ったメスガニのことをいいます。メスガニの中で漁期中に水揚げをすることができるのが、この「クロコ」です。

http://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/zuwai4.html

セイコガニの漁期は11月〜12月

その時期は2月~3月に産卵した「クロコ」だけでなく

8月〜9月に初めて産卵した「アカコ」もいます



この「アカコ」は本来は逃してあげたいなぁ

なぜなら11月は産卵したばかりで卵巣は空っぽ

次の産卵まで1年以上あるので内子はありません!

http://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/zuwai4.html

先日アロスで買ったのは多分この「アカコ」

だから卵巣が空っぽで内子がなかった



三国で買ったのは「クロコ」

外子が茶褐色でふ化が近く

卵巣も次の産卵に備えて成熟

内子も外子もパンパンだった





それにしても抱卵した状態で1年過ごすってすごいですね





セイコガニを買う目的は内子(卵巣)

卵巣がすなわち内子なので

卵巣が成熟していないとセイコガニを買う意味がない

結論

外子が茶褐色の「クロコ」を選びましょう!




京都府のホームページはとても勉強になりました

http://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/zuwai4.html

ありがとうございます!

余談 コッペ

京都ではセイコ蟹のことを「コッペ」と呼ぶそうです

  コッペはズワイガニの雌で、雄に比べ甲羅は小さいですが、お腹には卵を抱いており立派な親です。雌は卵を抱えると、その後は脱皮しなくなるので、大きくはなりません。水揚市場では、甲羅やお腹が少し汚れたコッペを「ヤケ」と呼び、他と区分けしています。これは、脱皮しなくなり数年が経ち、徐々に体に染みが付くためで、味が劣るわけではないようです。
  コッペは体内に左右一対の受精嚢という袋状の器官を持ち、雄から受取った精子を何年間も保存でき、生涯に1度の交尾で数回の産卵を行うことができます。交尾の際には雄の大きな鋏で脚を強く鋏まれるため、コッペの脚の裏側にはその傷跡が残っている場合があります。
  普段は何気なく食べるコッペもじっくりと観察するととても面白いものです。

http://www.pref.kyoto.jp/kaiyo/kottupe.html


体内の器官で精子を何年間も保存!

生涯に1度の交尾で数回の産卵!

なんとまぁびっくり!!!!




今シーズンは不漁で値段も高騰しています

だけどもう一回くらい食べたいなぁ

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