2020東京オリンピックの選考も兼ねている今回のISA World Surfing Games
しかし、ここで勝てばオリンピック出場決定というわけではありません
まずはISAのオフィシャルVIDEOをご覧ください
解説してみましょう
オリンピックに出場出来るのは男女たったの20名ずつ
もう少し枠を広げても良かったのになぁと個人的には思いますが。。。。
まぁ初回だからしょうがないのか
選考基準と優先順位です
1. 2019年WSLのCTランキング 男10 女8
2. 2020年ISAワールドサーフィンゲーム 男 4 女6
3. 2019年ISAワールドサーフィンゲーム 男 4 女4
2019年パンアメリカンゲーム 男 1 女 1
4. 日本のホスト国枠 男 1 女 1
の男女20名づつになります
各国男女それぞれ2名まで
と決まっています
サーフィン強豪国のアメリカ、ブラジル、オーストラリアなどからも男女それぞれ2名しか出場できません
CTではハワイとアメリカは別登録ですが、オリンピックではアメリカにまとめられます
1. 2019年のWSLのCTランキング
最優先されるのは今年のCTランキング
ここで男子10名、女子8名が決まります
東京オリンピックに出場するサーファーのほぼ半分はCT選手って事になりますね
第7戦終了時のCTランキング メンズ
仮に第7戦終了時のランキングで見てみると
- Filipe Toledo Brazil ① 当選
- Jordy Smith South Africa① 当選
- Kolohe Andino United States ① 当選
- Gabriel Medina Brazil ② 当選
- John John Florence United States 怪我のためいずれランクダウン
- Italo Ferreira Brazil ❸ フラジル枠埋まってしまったので6位でも落選
- Kanoa Igarashi Japan① 当選
- Owen Wright Australia① 当選
- Seth Moniz United States ② 当選
- Kelly Slater United States ❸USA枠埋まってしまったので落選
- Julian Wilson Australia ②当選
- Ryan Carian Australia ❸ オーストラリア枠埋まってしまったので落選
- Michel Bourez France① 当選
- Jeremy Flores France② 当選
JohnJohnは怪我のためいずれランクダウンが予想されます
各国2人縛りで繰り上げになるので14位のJeremy Floresまでが出場資格を得る事ができます
オーストラリア、アメリカ、ブラジル、フランスが2枠ずつ
日本、南アフリカが1枠
ケリースレーターは何としてもUSA枠上位2人に入らなければオリンピック出場はかないません。残り4戦頑張ってほしいなぁ!
女子のランキングは
女子は上位にオーストラリアが7人、アメリカ(Hawaii含む)が6人いるんですね オーストラリア、アメリカは激戦です!
このランキングのまま今シーズンが終了したとすると
USAからはCarissa Moore、Lakey Peterson
オーストラリアからはSally Fitzgibbons、Stephanie Gilmore
ブラジルからはTatiana Weston-Webb、 Silvana Lima
コスタリカのBrisa Henessy、フランスのJoanne Defay
が当選
それにしてもオーストラリア、アメリカ国籍の選手は熾烈な争い
ちなみにTatiana Weston-Webbはオリンピック出場を確実にするため国籍をUSAからBrazilに変えたそうです
これで 男女とも オーストラリア、アメリカ、ブラジルの2枠は 埋まってしまいました
3国の選手は2020のISAで上位に入ってもオリンピックに出ることはできません
2020のISAではオーストラリア、アメリカ、ブラジルの選手を除いた結果でオリンピック出場が決まります!
2. 2020年ISAワールドサーフィンゲーム
次に優先されるのが2020のISA WSG
男子トップ4と女子トップ6がオリンピック出場権を得ます。
上の例では既にオーストラリア、アメリカ、ブラジルはWSLランキングで2名の枠が埋まっているので、もしこれらの国の選手が上位に入っても、下位の選手が繰り上げになります
来年のISAに出場して少しでもいい結果を残すことが重要になります。
日本人にとって重要なことは2020年のISAの3人に選ばれること!
3. 2019年ISAワールドサーフィンゲーム& 2019年パンアメリカンゲーム
2019年のISA WSGでは「アフリカ」「アジア」「ヨーロッパ」「オセアニア」と4つのエリアの中でトップの成績を残した男女1名ずつのオリンピック出場が決まります(北中南米の代表はここでは選ばれません)
ということで日本人は
アジアで一番になっておく事が重要になります!
アジアからは日本、中国、台湾、フィリピン、インドネシア、韓国、イラン、アフガニスタンなどが参加しますが、ぶっちゃけ日本の選手がアジアでトップになるでしょう
インドネシア代表として出場する和井田理央選手には十分チャンスがありますね
特に2020年ISAで日本人が上位に入り日本の2枠がうまった場合にはインドネシアの選手が選ばれる可能性が非常に高いので、和井田選手は少しでもいい結果を残したいところです
2019パンアメリカンゲームからの男女1名づつはすでに決定
すでに8月に開催されたパンアメリカンゲーム
ペルーのルーカ・メシナス、ダニエラ・ローザス選手が暫定ですが出場権を獲得
2020のISA WSGでペルーの選手が複数名上位に入らなければこの2人はオリンピックに出場できます
4.日本のホスト国枠
ホスト国枠として男女1名づつの出場枠が設けられていますが 1~3までの選考で日本からの男女出場者が決定した場合は開催国の枠は2020年のISA WSGに枠を譲る事になります
さてさて日本人にとっては2020 ISA WSGの代表3人にどうやったら選ばれるかというのが東京オリンピック出場のおおきなポイントになります
選考基準はQSランキングトップ、ジャパンオープン優勝者、そして協会推薦枠でしょうか
となると
先日WQS10000イベントで日本人初優勝した都筑有夢路選手は2020 ISA WSGに一歩近づいたのでは!
現在WQSランキング8位
女子のビッグイベントは残り少ないので
来シーズンは日本人女子初のCT選手誕生かもしれませんね
すごい!!
そんなこんなで東京オリンピックに向けて盛り上がってきました
まずは2019 ISA World Surfing Gamesが楽しみです!!
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