今回は東京オリンピック出場について考えてみました
オリンピックに出場する条件など正式なQualifiction SystemはISAのホームページにあります(英語)
興味のある方はぜひ下記リンクから読んでみてください
QUALIFICATION SYSTEM GAMES OF THE XXXII OLYMPIAD TOKYO 2020
オリンピックに出場出来るのは男子20名、女子20名(開催国枠 男女各1名含む)
①2019 World Surf League Championship Tourの年間ランキング上位から男子10、女子8 (1カ国2名)
②2020 ISA World Surfing Games(Apr-May 2020 場所未定) 男子4 女子6
③2019 ISA World Surfing Games アジア、欧州、アフリカ、オセアニア枠 男子1、女子1
2019 Pan American Gamesからアメリカ(南北)枠 男子1、女子1
④開催国枠として男女それぞれ1名が日本から出場
でしたが、2019 ISAのアジア枠で村上舜と松田詩野が日本人暫定枠を獲得したのでこうなりました
①2019 World Surf League Championship Tourの年間ランキング男子トップ10、女子トップ8(1か国2名)
②2020 ISA World Surfing Games(April – May 2020 場所未定) 男子5 女子7
③2019 ISA World Surfing Games アジア、欧州、アフリカ、オセアニア枠 男子1名、女子1名
2019 Pan American Gamesからアメリカ(南北)枠 男子1名、女子1名
の男女20名づつ
①2019 World Surf League Championship Tourの年間ランキング男子トップ10、女子トップ8(1か国2名)
Freshwater ProではGabriel Medina、Lakey Peterson が勝ちました
フランス開催のQuickSilver & Roxy PROではJeremy Flores、Carissa Moore が勝ちました
男女共残り2戦を残し現在のランキングです
15位以下はブラジル、アメリカ、オーストラリア勢が並んでいるので、オリンピック出場可能性があるのはこの辺りまでかと
女子は
女子もこの辺りまでかなぁ。
先日WSLからオーストラリアのSally FitzgibbonsとStephanie Gilmore、南アフリカのJordy Smithのオリンピック内定のニュースがでました
ISAからの正式発表ではないけど決まりでしょう
男子は全11戦のうちベスト9戦、女子は全10戦のうちベスト8戦のトータルポイントで年間ランキングが決まります
残りは男女共2戦
僕が一番気になるのはKelly Slaterが アメリカ代表に入るかどうかですが
ここ2戦でKellyは9位、17位とイマイチ
怪我で欠場しているJohn Johnとの差は
6,185ポイントと縮まってません
う〜〜んちょっと厳しいかなぁ
John John は「12月のパイプマスターズ前に復帰できる」と言ってるので、次戦でこの差を縮めときたいところですね
ちなみに順位によって獲得できるポイントは
- 1位 10,000pt
- 2位 7,080 pt
- 3位 6,085 pt
- 5位 4,745 pt
- 9位 3,320 pt
- 17位 1,330 pt
- 33位 INJ 265 pt
日本の五十嵐カノアはほぼ確定で問題ないでしょう
1カ国2名までの縛りがあるので9位にジャンプアップしたフランスのJeremy Flores、同じくフランスの14位Michel Mourezも当確かな〜
一方で強豪国は最後までわかりません
ブラジル、アメリカ、オーストラリアは実力者ぞろいなので逆転があるかもしれませんね
女子はオーストラリアのSally Fitzgibbons、Stephanie Gilmoreは確定
ブラジルのTatiana Weston-Webb、フランスのJohanne Defay、コスタリカのBrisa Hennessyも当確でしょう
USAはCarissa Mooreが点差を広げていますが、まだまだわかりません
最後の1枠はブラジルのSilvana LimaとニュージーランドのPaige Halebの争いになるのでは
②2020 ISA World Surfing Games(2020春 場所未定)
選ばれるのは男子4名、女子6名でしたが先日のISAで開催国枠男女1名が満たされたので
男女1名づつの枠が2020 ISA World Surfing Gamesに移り、男子5名、女子7名が選出されます
オリンピックを目指すサーファーにとって最後のチャンスになります
皆さん頑張ってください!
日本人が2020 ISA World Surfing Gamesに出場するには、どうすればいいのでしょうか
今年は
- WSL ランキングトップ 五十嵐カノア、前田マヒナ
- JAPAN OPEN OF SURFING優勝 村上舜、松田誌野
- 協会推薦 大原洋人、脇田紗良
でした
2020も同じ基準なら
WSLランキングトップは男子は五十嵐カノアで決定
女子は先日QS10000で優勝した都筑有夢路、現在14位の脇田紗良、16位の前田マヒナあたりまでが候補になるでしょう。
残りのQSビッグイベントは
- 10/16-20 宮崎 QS3000 ホワイトバッファロー日向プロ
- 11/15-17 オーストラリア QS6000 Port Stephens Toyota Pro
この2戦でより上位に食い込めるかどうかが勝負ですね
とりあえず今週末のQS3000 日向プロに注目!
JAPAN OPEN OF SURFINGは一発勝負
誰にでもチャンスはあります
協会推薦は村上舜、松田誌野が順当でしょう
この2人が出場せず他の日本人選手が上位(男子トップ5、女子トップ7)に入った場合、2019の大会で暫定枠を獲得した村上舜、松田誌野が東京オリンピックに出場できなくなる可能性があります。2019より2020のほうがプライオリティは上なので村上舜は落選しちゃいます
女子も2名がトップ7に入れば松田誌野はオリンピックに出場できなくなります。
これを避けるためにもこの2人が2020 ISA World Surfing Gamesの代表に選ばれ、勝ちきらなければいけません。
ということで協会の皆さん、2人を2020 ISA WSGに出してあげてね。
③2019 ISA World Surfing Games & 2019 Pan American Games
アジア、欧州、アフリカ、オセアニア枠 男子1名、女子1名
アメリカ(南北)枠 男子1名、女子1名
それぞれ暫定枠を獲得しました
●アジア
男子 村上舜
女子 松田詩野
●欧州
男子 Frederico Morais ポルトガル
女子 Anat Lelior イスラエル
●アフリカ
男子 Ramzi Boukhiam モロッコ
女子 Bianca Buitendag 南アフリカ
●オセアニア
男子 Billy Stairmand NZL
女子 Ella Williams NZL
●アメリカ(北中南米)
男子 ルーカ・メシナス ペルー
女子 ダニエラ・ローザス ペルー
それぞれの大陸で次点の選手もオリンピック出場の可能性は大いにあります。
まずはCTの残り2戦を興味深く見守りましょう!
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