今回は4、5年ぶりの沖縄で、５年も行ってないといろいろ変わるわけで。。。
宜野湾の伊勢浜にあるタコス専門店 「メキシコ」
ここは２０００年のサミットの時からずーっと通っています。
ハードでもなく、ソフトタコスでもなく、ちょうどその中間のようなタコス。
皮はもっちり。
調理場をのぞくと、注文の度に１枚１枚油で皮を揚げています。
タコス4ピースで500円。
40年間値段据え置きだそうです。
へぇ～～～。すごいね！
とても静かなお店で、以前はひげのおじさんと娘さんらしき（勝手に想像してただけですが）黒髪の美人さんがやっていました。
おじさんは創業者の儀武息次（そくじ）さん。
僕が行くときはよく仲間と三線を弾いていて、唄も歌ってたりしてた。
メキシコはメニューはタコスしかありません。
だから娘さんは「何にしますか」ではなくて「何人前にしましょうか？」と聞いてくれます。
「３人前」とか頼むと、おじさんが弾いていた三線をおいて、おもむろにキッチンにタコスの皮を揚げに行く。出来上がったら、また三線弾いてた。
ある時、三線弾いてるのを見ていたら「にいにい、三線弾いてみるかね」と声をかけてくれた。
実はわたくし当時沖縄にはまっていて、勢いで三線を2本も購入してしまったほどの沖縄好きだったんです。
購入したから、若干ながら独学で練習していた。
「安里屋ユンタ」をおじさんの教えどおり弾くと「にいにい、センスあるね～」とほめてもらった。
一時間くらい弾いたり唄ったり。
とても気さくで、笑顔の素敵なおじさんだった。
仕事の合間にタクシーで買いにいったり、帰りの飛行機で食べるために持ち帰りしたり、そのたびにおじさんの顔を見るのが楽しみだったし、なによりメキシコ独特のもっちり皮のタコスが美味しかった。
当然サルサソースも自家製
今回久々に行ってみると、スタッフが４～５人働いていて、いるはずのおじさんがいない。
なんとなく空気感がちがっていた。
おじさんの写真も飾ってあるし。。。
スタッフに訊ねると、おじさんは２０１１年に亡くなっていた。
優しいおじさんの笑顔が見れなくて、とても残念。。。
今は奥様が後をついでいるそうです。
このお店はメニューはタコスだけ。ドリンクは瓶入り。
瓶入りのペプシコーラとコロナビール、オリオンビール、ウーロン茶。
ペプシは¥150-
普段はコーラ飲まない僕も、沖縄に来た時だけ、この店に来た時だけペプシを飲みます。だからペプシは５年ぶりかな。コカコーラは炭酸がきついのでタコスに合わないという理由でペプシだそうです。
おじさんがいなくてもタコスは相変わらず美味しかった。また沖縄に来たらメキシコに行こうっと。
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