週末は強い冬型で日本海はビュービューの大荒れ予想だった。直前に予報が変わって風が東よりになりそうとのこと。北東ならあそこか!さっそく、午前中仕事のKSKと待ち合わせして名古屋を出たのが12:30。北陸道を飛ばして日本海へ~~!目指すは前回行った能登半島のリーフ。久々のサーフィン。ばんばんに乗り倒すには腹ごしらえだな。
賤ヶ岳でがっつりカツカレー。
KSK「HRDさん、珍しいっすね。カツカレー」
HRD「乗りすぎて腹へってあがるのいやだもんね。おれ、食うよ」
時間が惜しかったから慌ててかきこんだ。ゲップ。僕は18日ぶり、KSKはメンタワイから帰ったあと怪我の治療もあって1ヶ月ぶりのサーフィンで期待が膨らむ。途中高速から見る海は、強烈なうねりが炸裂していた。
石川県に入り徳光インターで海を見ると、ちょっとハードそうだったけどオフショア頭~頭半くらいの波が割れているじゃありませんか!
その時すでに15時過ぎ。日没が17時前だということを考えるとあまり迷っている暇はない。目標のリーフまではさらに30分以上は走らなければいけない。となると、なんやかんやでサーフィンできるのが30分ちょっとか。常に即決!
よし!ここでやろう! 波があるならゲットするだけだ!
ばっちりじゃん。狙い通りに波もあるし、風もあってる。
よし!いくぜ~~。
この時2人は日本海を甘く見ていたのだ。若干うきうきしながらローカルにゲットの仕方聞いてGo!KSKはうまいことアウトに出た。しか~~し、ぼくは慣れないショートボードでへなちょこドルフィン。ゲット途中でおばけセット何発かくらってインサイドまで戻された。ヤバいと思って後ろを見ると、そこにはテトラが!右から左へと強烈なカレントがある。テトラにぶちあたったらただじゃすまない。力を振り絞ってアウトにむけてパドル。流れに乗ってテトラの切れ目まで来たところで向きを変えインサイドへ猛パドル。なんとか浜に上陸成功。
ふ〜〜〜。ほっと一息。
いやいや危ないじゃん!
テトラに打ち上げられるようなことになったら絶対大けがするし、最悪、、、、。焦った焦った。カレントも強烈だし、気をつけなきゃ。とぼとぼと元の位置まで歩いて再びゲッティングアウト。アウトではローカルと喋ってるKSKがちらちらと心配そうに僕を探してくれてる。ミドルまで出たところでKSKと目が合ったので、苦笑いしながらKSKに手を振った。
しかし、、、、、KSKの奥に、恐ろしいほどでかいウネウネを僕は見てしまったのだ。
まーじーか〜〜〜〜。
KSKがお化けセットをぐわ〜んと乗り越えた次の瞬間に僕の目の前でどか〜〜〜んとブレイク!!
いや〜〜〜ん
へなちょこドルフィンが効くわけもなく、板ぶっ飛ばされてぐるんぐるん。気がついたら再びテトラのすぐそばへ。やばいやばい!またも必死でパドル、パドル、パドル。で、なんとかなんとか逃げ切った。
ふ〜〜〜。
へとへとになって浜で一息。
アウトを見るとKSKが心配そうに探していてくれた。もうやめようかと思ったけど….アホな男は三たび海へ向かったのだ。3度目は海の神様も許してくれたようで、お化けセットにあうこともなく、ゲットに成功。すでに16時半すぎていて暗くなってきていたので、時間はない。巻かれて歩いてる間に貴重な時間を使ってしまったのだ。ローカルさんはラストライドっぽく、乗った波で上がっていってたからみんな上がって、真っ暗な海に僕らだけなんて状況は避けなきゃ。
HRD「KSK、次セット来たら、おれ戻ってこないから!」
ちょっとハードボイルドにKSKに別れを告げた。
KSK「わかりました。僕も行きます」
そして、次のセットで僕は旅立ったのだ。
頭くらいのグーフィーにテイクオフ!しかし、ただでさえ苦手なグーフィーで、なれないブーツ。分厚いブーツが板に引っかかって左足が前に出ない。デッキパッチに左足がひっかかったままフラフラ立ち上がったものの、あ~れ~。ぐるぐる巻きになってはい終了~~!
グーフィー方向に向かったのでそこにテトラは無く、なんとかボディボード状態でインサイドまで。呆然と立ち尽くしてたら、KSKもボディボードで上がってきた。
HRD「いやぁ〜まいったわ。俺なんて1本も乗れんかった〜」
KSK「僕なんてローカルに挨拶してただけですよ」
HRD「そうなの〜ぎゃはは〜〜〜」
KSK「いやぁ無事で良かったです。ぎゃはは〜〜〜」
HRD「ぎゃはは〜〜〜」
KSK「ぎゃはは〜」
胃の中に消化不良のカツカレーが残っていたけど温泉入れば腹減るかな(笑)それにしても無事で良かった。海の戦いには負けたけど、勝負の場を得意のタウンに変更だ!!今夜はタウンの波に乗るぜ~~~!!
カナザワナイト!
つづく
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